ウェブサイト制作のタイプ(ホームページの種類)
目的に合わせた制作タイプと活用方法

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ウェブサイトの種類とは?

さまざまな種類のウェブサイト

ウェブサイトには、制作目的に合わせて制作する種類があり、最初にどのタイプで作るのかを検討してからウェブサイト制作をスタートします。

さまざまなウェブサイトタイプ

ウェブサイトにはさまざまな種類が存在します。代表的なタイプとしては、コーポレートサイト、ECサイト、ブログサイトなどがあります。

それぞれのタイプには特徴があり、適切なタイプを選ぶことで、運用面でどのような体制をとるか、商品の販売をどのように行うかなどの検討を行うことができます。

利用目的に応じてウェブサイトタイプを選ぶ

ウェブサイトの制作は、目的や目標に基づいて行われます。

例えば、企業の情報や製品・サービスの紹介を行う場合にはコーポレートサイトが有効です。商品やサービスの販売を行う場合にはECサイトが適しています。情報発信や専門知識の共有を重視する場合にはブログサイトが適しています。

それぞれのウェブサイトの制作期間と費用はどのくらい?

ウェブサイトの制作期間と費用は、さまざまな要素によって異なります。制作するウェブサイトの規模や機能、デザインの複雑さ、開発のスキルやリソースの有無などが影響を与えます。

一般的に、ブログサイトの制作期間は比較的短く、数週間から数ヶ月程度で完成することが多いです。コーポレートサイトやECサイトの制作期間は、規模や要件により異なりますが、数ヶ月から半年以上かかることもあります。

費用についても同様で、規模や機能に応じて幅広い範囲があります。プロのウェブ開発会社やフリーランス開発者に相談し、具体的な要件に基づいた見積もりを行うことが重要です。

主要なウェブサイトタイプについて

ウェブサイトタイプごとのデザイン

ウェブサイト制作が進化する過程で、さまざまな種類のウェブサイトタイプが誕生しました。それぞれ異なる目的やニーズに応じて構築されます。

デザインや機能、UXの最適化が求められるため、新しくウェブサイト制作する際には「制作目的」や「ターゲットユーザー」を考慮し、効果的なコンテンツと使いやすさを追求することが大切です。

コーポレートサイト

コーポレートサイトは、企業や組織のオンライン上での顔となるウェブサイトです。ホームページ・会社概要や製品・サービスの情報、ニュース、採用情報など、自社の情報がわかりやすく伝わるように構成し、企業としての信頼性やブランド価値を高める役割で制作します。

法人設立時に公式サイトとして用意することも多いです。特に銀行からの融資が必要な際や、取引先がBtoB企業の場合、与信や信用のために必要になるケースもあります。

詳細は、コーポレートサイトも参照してください。

ブログウェブサイト

ブログウェブサイトは、個人や企業が自身の意見や情報を発信するためのウェブサイトです。企業が独自の情報発信をするためのツールとして、オウンドメディアと呼ぶこともあります。

日記や専門知識の共有、商品・サービスの紹介、ファンの獲得やコミュニケーションの場として活用されます。記事形式で情報を発信し、ターゲットユーザーとのコミュニティを形成します。

ブログでの集客には時間が必要かかりますが、Webページとして情報量が増やしやすく、SEO対策にもよく活用されます。

Eコマースウェブサイト

Eコマースウェブサイトは、商品やサービスのオンライン販売を行うためのウェブサイトです。実店舗型の販売だけでなく、オンラインでも注文ができるようになるため、ユーザーに利便性を増やすなどのメリットがあります。

商品のディスプレイや購入手続き、決済などを提供し、顧客とのオンライン商取引を実現します。使いやすさはもちろん、個人情報を取り扱うためセキュリティに配慮した構築が重要です。

また、集客・販売のためのプロモーションや、マーケティングツールを活用したリピーターの獲得などの販促にも考慮が必要です。

詳細は、ECサイト(ネット通販サイト)も参照してください。

ラインディングページ

ラインディングページは、特定の目的やキャンペーンに焦点を当てた単一ページのウェブサイトです。

広告やメールマガジンからの流入を促し、特定のアクション(購入、登録など)を促すことが目的です。コンバージョン率向上を図るために、シンプルなデザインと明確なコールトゥアクションが重要です。

コンバージョン率とは?

コンバージョン率とは、ある特定の目標を達成するために訪れた人のうち、実際に目標を達成した割合を表す指標です。具体的には、ウェブサイトやオンライン広告などのデジタルマーケティングにおいて、ユーザーが望ましい行動をとること(ボタンクリックや、問い合わせの送信、購入申し込み等)を「コンバージョン」と呼びます。

詳細は、ランディングページ(LP)も参照してください。

ポートフォリオウェブサイト

ポートフォリオウェブサイトは、クリエイターや専門職の実績や作品を紹介するためのウェブサイトです。

自身のスキルや経歴、実績を効果的にアピールし、仕事の依頼や就職活動に活用されます。視覚的なデザインと使いやすいナビゲーションが重要です。

フリーランスで活動する場合、自身のポートフォリオがあると、履歴書の代わりに閲覧してもらうことができ、クライアントにわかりやすく自分自身の情報を開示することができます。

クラウドファンディングサイト

クラウドファンディングサイトは、プロジェクトやアイデアの資金調達を行うためのウェブサイトです。

起業家やクリエイターが自身のプロジェクトを紹介し、支援者から資金を募集します。プロジェクトの魅力的なプレゼンテーションやリターンの提供が成功の鍵です。

求人サイト

求人サイトは、企業や採用担当者が人材募集を行うためのウェブサイトです。

求職者が仕事の情報を閲覧し、応募することができます。求人情報の充実度や使いやすさ、応募手続きのスムーズさが重要であり、企業と求職者のマッチングを支援します。

知名度によってはリクルートサイトを単独で立ち上げても集客が難しく、その場合は求人用のポータルサイトを活用して掲載してもらうなどの工夫も必要です。

詳細は、求人サイトも参照してください。

動画ストリーミングサイト

動画ストリーミングサイトは、映画、ドラマ、音楽、教育コンテンツなどの動画コンテンツを提供するためのウェブサイトです。

ユーザーはインターネット経由で動画をストリーミング再生することができます。インターネットが普及して以来、TVの代替手段として非常に人気が高く、YoutubeやInstagram、TikTokを始めとしするプラットフォーム上で、自身でチャネルを作成して配信するスタイルが一般的です。

さまざまなWebサービス

Webサービスは、企業(または個人)が事業を行うために開発を行うオンラインサービスの総称です。

例えば、オンラインマーケットプレイス(ユーザーが物々交換や売買を行うための場所)、コミュニティサイト、オンラインイベントサイト、Eラーニングサイト、予約管理サービス、SNSなど多様なサービスが含まれます。

企業が運営することによって、安定した配信環境を提供し、無料で使えるものもあれば、有償で手数料を支払って利用するものなど、形式もさまざまです。

詳細は、Webサービス開発も参照してください。

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